遊星歯車のバックラッシ
概要
- 前節で作成した遊星歯車にバックラッシを付ける方法について説明します。
- 転位設計とし、転位量は均等分配とします
- ここでは複数のピニオンが同一諸元になればOKとします
遊星歯車のバックラッシ設定
- N等配の遊星歯車(バックラッシ0)を作成します
- 「中心距離固定」にチェックを入れます
- すべての歯車セットにバックラッシを入力します
- 「全ケース計算」クリックします
- 転位係数が出力されます
- ピニオン#1~#Nの転位係数は同一ですが、ピニオン#0の転位係数だけが異なっています
- #0ピニオンの転位係数を#1~#Nピニオンの転位係数に合わせます
- 「単ケース計算」をクリックします
- すべてのピニオンが同一の転位係数になっています
ピニオンに任意の転位係数を指定する方法
- N等配の遊星歯車(バックラッシ0)を作成します
- 「中心距離固定」にチェックを入れます
- すべての歯車セットにバックラッシを入力します
- 「全ケース計算」クリックします
- 転位係数が出力されます
- ピニオン#0の転位係数を希望の転位係数に修正します
- #1~#Nピニオンの転位係数を直接指定できないので、サンギヤの転位係数を指定します。つまり「転位係数の和」からピニオンにセットしたい転位係数を引くと、サンギヤの転位係数になるので、これを記入します
- 「全ケース計算」をクリックします
- すべてのピニオンが同一の転位係数になっています